シックでシャビーなお庭へLittleAntiqueGarden〜リトルアンティークガーデン〜花苗・寄せ植え・ガーデニング雑貨・園芸ギャザリング




日向〜日陰について

日陰って一体どのくらいのものなんだろう。

植物のラベルの裏や、人に話すときとか判断基準って凄く曖昧ですよね。

立地条件、季節によってさまざまに変化する日当たり。

当店での日陰の解釈をちょこっとここに書いておきます^^



● 日向 ●


言わずもがな、日当たり良好ってところです。

広大な土地に住んでいない限り季節、時間帯によって陰が出来たりというのは当たり前。

植物を育てる上では一日4時間以上日が当たる場所を「日向」と言っていいと思います。



日向


● 半日陰 ●


一番定義が曖昧なもの。

半分日陰という意味ですが主に2種類に分類されると思います。



「木の木陰の様な場所」






もう一つが午後、午前から日陰など

「時間帯によって日陰になるような場所」を指します。

先ほど日向の定義で時間にして4時間といいましたが、

実は太陽は紫外線、赤外線の量が午前午後と異なりますので

半日陰でも午前中の光でしたら2時間あれば大抵の植物はまず育ちます^^






これは我が家の通路ですが、パッと見暗いでしょう?

奥が日向の庭になっていますので奥から日向〜半日陰、

カメラの後ろくらいから完全な日陰となります。



時間帯によって、スキマから日が差すので(1時間もないけど)

奥側は半日陰でいけるという植物は大抵育ちます。

日向向きの植物も花は少なくなりますが枯れません。



手前になればなるほど、

アジサイ、ナンテン、ラミウム、クリスマスローズなど

日陰が得意な子が多くなってきます。



それを越えると日陰の世界です。



因みに室内も考え方は基本的に半日陰です。

窓際でも年中窓を開けない限り太陽(紫外線)は直接あたりません。







● 日陰 ●


日陰も程度によって異なります。



まず反射光などが当たる明るい日陰。







解りやすく撮ってみました。

葉っぱに光が当たってるのが解りますか?^^



ここは季節問わず日照0ゾーンです。



でもお向かいさんのおうちの壁がアイボリーなので太陽の光が

反射してやんわり明るいのです。

・・・と考えるとガーデニングに使うホワイト雑貨って

見た目だけじゃなくて機能的にも重要なんですね!



因みに反射する相手がガラスだったりすると

鏡のようにもっと明るくなるでしょう。



うちの北側駐車場は壁が大きく光をさえぎります。






夏太陽の光が高くなると部分的に半日陰になります。



そして日照ゼロの完全日陰。







ここは水も乾きにくく、しかも手前に車を停めているので反射光すら届きません。


それでもアイボリーの壁のお陰で反射光の

そのまたさらに反射光くらいの光は収集できているのかもしれません。






ここまでくるとアジュガやアジサイ、ユリなど日陰が得意な子しか育ちません。

諦めずにバラも育てていますが(笑)



そして最後に昼間とも解らない完全な闇という日陰があります。

確かに日陰ですが、さすがに闇で育つ植物って少ないので

コンクリにしてしまったり、砂利を敷いてしまったり、

雑貨でごまかすって方もいらっしゃいます。



「日陰」でも「闇」でなければ望みある日陰です。

白を上手く取り入れたり、ペンタガーデン(光合成を促す液肥)などを利用して

工夫すればシェードガーデンとして十分楽しめると考えています!




あと忘れてはいけないのが植物を育てる上で確かに日当たりは大事ですが

それだけではないということ!

風通しを良くしたり、土だって水はけを良くしたりと工夫が必要です。

特に日陰は水が乾きにくいので湿っぽくなり勝ちです。

パーライトやゼオライトなどを混ぜて水はけをよくしたり

根ぐされ防止に努めるのもシェードガーデン成功の秘訣かと思います^^



なんて偉そうに言って私も日々試行錯誤中なんですけどね(笑)



日陰に強い植物や、ペンタガーデンは常備在庫してますのでいつでもご利用下さい^^



ペンタガーデン、本当に凄いですよ!

諦めてた日陰もちゃんとお庭になります!

我が家は日照ゼロゾーンでもバラを咲かせてますよ〜!

日陰だってやれば出来る(笑)



読んでいただきありがとう御座いました^^